「再挑戦」

 
結局ナミアゲハの終齢幼虫の可愛さに魅了され、続々と卵やら一齢〜二齢やらを拉致し飼いまくってる。

前回の一匹を飼った後すぐに、野生の大移動中終齢(たまに金柑の木で見かけていた個体)も保護し蛹化まで見届けたが、結局ヤドリバエの蛆が出てきてしまった。
 
うちの金柑はどうやらヤドリバエの温床のようだ。そもそも野生個体が寄生率が高いというのは知っていたけれど最後まで期待を完全に拭えずにいた。調べる術はないが果たしてうちの木から成虫になった個体は存在するのだろうか。
 
この間は金柑のナミアゲハを飼ってみたが、今回は下記の幼虫らを飼っている。
 
・グレープフルーツ産 ナミアゲハ
・パセリ産 キアゲハ
・パセリ産 キアゲハ
・グレープフルーツ産 ナミアゲハ
・グレープフルーツ産 ナミアゲハ
・グレープフルーツ産 ナミアゲハ
・パセリ産 キアゲハ
・グレープフルーツ産 ナミアゲハ
・ミカン産 ナミアゲハ(目の前で成虫が産卵)
・パセリ産 キアゲハ
・パセリ産 キアゲハ
・グレープフルーツ産 クロアゲハ?
 
現在進行形はこの12匹。
 
寄生対策は
・餌の葉は近くに虫食いのない比較的綺麗なものをつむ
・表裏食器用スポンジでしっかりめに擦り水洗いしてキッチンペーパーで軽くふく
・カゴに入れて外部からの虫は一切入れないようにする
以上。確実性がない自己流だ。
 
主な採取源はグレープフルーツの木だが、絶対的な信頼性はなく、ヤドリバエのような虫も見かけるしエカキムシ大量発生で汚い葉っぱだらけってのが実状だ(それでもレアキャラのクロアゲハの幼虫が見つかったのは嬉しい)
羽化率は半数を超えることを期待している。欲を言えば全ての個体に蝶になってほしいけれど悲しいかなこればかりは運もある。
 
まあもしこれでも寄生まみれだったら、「餌は幼虫が付いていない木から採取」ってのをやってみる。
 
で今、その12匹のうちの半数、6匹が蛹化している。
 
キアゲハ2匹はそれぞれ緑色と薄茶色の蛹。
ナミアゲハ4匹はいずれも緑色の蛹。
インターネットでよく見る「寄生されている場合に浮かび上がるらしい黒い左右非対称のシミ」はどの個体にもない。ヤドリバエショックはスルーできたかもしれない。
 
どれもこれもあまりに健康的、プリッと肉厚で蛍光色を伴う鮮やかな蛹なので、ここから寄生虫がでてくるもんなら「どうやってどのタイミングで出てくるのか見せてみろ」って思う。
 
ケースをじっくり眺める。
それにしても、ナミアゲハの終齢は何故こんなに可愛いのか。
まぁるい顔がふっくらしていて(顔じゃないんだけど眼状紋なんだけど)体がニョーンと縦長で足元に靴下を思わせる白い模様があって、透明感のある綺麗な緑色を纏っている。どことなく優しい雰囲気の生き物だ。皆飼ってみるといいと思うよ。
仕草も様々で、ジーっとしているかと思ったら突然動き出し、体と同色の葉っぱをむしゃむしゃ食べていたりびくっびくっと少し体を揺らしていたりする。触れてしまっても毒がなく噛みつかないので、安心感もある(とは言ってもこっちからわざと触らず、前蛹前の徘徊時だけ手につたわせて堪能している)
日に日に大きくなりやっとこさ愛らしい終齢になっても一週間以内に蛹になってしまうスピード感もグッド。
そんなことを考えながら飼育していたら、とうとうトップバッターが蛹化してから一週間が経った。
 
明日以降が、運命の分かれ道か。